ばうばう日記

と~くにな~にもな~い

昔はネトウヨに共鳴してたのだが、外国人と触れてから変わった話

 かつて私は、ネトウヨの「もっともらしさ」と「日本は素晴らしい国、偉大で世界的に権威のある偉い国」と認めたいことからネトウヨとなりかけたことがあるのです。

 「朝鮮人は下種民族」、「反日国家はろくでなし、人間性も最悪だ」、「保守じゃなければ反日」、「在日特権はあるし、南京大虐殺慰安婦もなかった」とネトウヨの言葉を信じ勝手にそう思い込んでいた。

 私は自民党とその衛星政党の独裁を望む系のネトウヨであったが、韓国人と触れたり、在特会などのデモを見てからその考えは揺らぐのでした。

 私がネットの情報を鵜呑みにし、ネトウヨとなっていた時、韓国人&トルコ人と交流するイベントが開催され、学校行事でもあったため、私は嫌悪を抱きつつも参加した。韓国人のお話は主に「日本語と韓国語の違い」や「朝鮮の伝統と歴史(古代~高麗時代まで)」のお話があった。最後に韓国のりを振舞ってくれたが、その人を見てるとどうもネトウヨが言うような悪い人には見えない。(韓国人やその他の在日外国人は反日で特権もあるなんて今考えれば大変馬鹿馬鹿しいことだ)その後、トルコ人の方と韓国人の方に手紙を書く機会があり、同級生のネトウヨ(学年1位)がその人の悪口を散々書く中、私は思いとどまり、韓国語と日本語の違いに興味があるとの旨を書き綴った。

 さらに、その翌日ネットでネトウヨの動画を漁り、とある動画にたどり着いた。それは、在特会のメンバーが罪もなき在日朝鮮人を罵倒し、さらには暴力までしている動画。その動画を見て悲しくなるとともに、私はそれを見て「日本のネトウヨも韓国の反日くらい異常だ」と思った。

 さらに朝鮮のことに興味を持ち、色々調べていくうちにやはり韓国はお世辞にも良い国とは言えないなと思うとともに、慰安婦問題も南京大虐殺も決してねつ造ではなく本当にあったものだと確信した。(当時戦争においてはそれらが当たり前であった事実も視野に入れて)米軍も行っていたし、他の国もしていたであろう。日本軍だけが綺麗なはずがないし、「アジア解放」なんてただの侵略の口実でしかない。インドネシア人から感謝されているというが、インドネシアの教科書での日本の扱いはオランダ同様「侵略者」なのだった。

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 さらに、世界のことに興味を持ち、私はフィンランド語とロシア語を必死こいて勉強し、フィンランドに滞在したのち、ロシアに住む。

 やはり国民性と文化の違いはあるものだ。特に長く滞在したロシアには大いに驚かされた。

 フィンランドには温かさがあり、個性の尊重の精神があり、思いやりの精神があり、スウェーデンなどとは全然違う言語がありと短期滞在ながら驚かされたのだが、ロシアに滞在してからはさらに驚かされる。

 フィンランドや日本より豊かとはいえない生活や国の経済に大きく左右される賃金と物価。それは想定内。大きく驚かされたのが文化の違いと考え方の違い。

 まず、食物は何でも啜る日本人。だが、それは世界的に非常識で欧州を含めた文化圏では大きな音を立てて食器ごと口につけてほおばるように啜って食べるのはマナー違反で他人を不快にさせる。また、日本にいたころには聞いたこともない飲み物や食べ物のがあり、食文化の違いも躊躇に現れる。

 そんなのも想定はしていたから大きく驚くことではない。一番驚いたのが「考え方の違い」と「国民性の違い」だった。まず、店に入ったり、注文するときは丁寧な対応を受けるし、こちら側に非があったとしてもあちらが謝罪する。日本は「お客様を不快にしない」ように、そういう風に教育されているから理不尽な理由で罵倒しても店員は怒らないしただただあちらが謝るのみ。(ただし、日本式のテンプレ接客をマネする所もある。)

 しかし、ロシアは違う。モスクワなどの国際都市はどうなっているのかわからないけど、フレンドリーに接してきたり、押し売りじみていたり、冷たい目で何を買うのか聞いてきたりする店は少なからずある。日本ではそういう店は反感を買いがちだが、外国の場合は「店の人は絶対に丁寧に接してくる」常識は通用しない。

 ロシア人は日本人みたいに本人の前では何も言わず、陰口をたたくなどことをする人は少ない。思っていること…本音をこちらの気持ちを考えずして言って来る人すらいる。周りに、人に合わせることを知らないロシア人ー。だけど、そっちの方が個人的に楽に感じた。あちらが言ってくればこちらもと、こっちも本音を容赦なく言った。価値観が違ければ仲良くなれないし、ましてや周りに合わせない人だったり空気を読めない人は孤立するのが日本の常なのだけども、そのロシア人たちは考え方も価値観も違う私とも粘り強く付き合ってくれたし、すぐに仲良くなれた。(女々しいロシア人もいたけれど)

 私はそうして上司にも文句をつけたり意見を言ったりする「立場をわきまえられない」人間になってしまったのだけれどもそれでいい。日本の非効率は日本人の国民性そのものにあると思い始めていたし、私が正しいと思う理由を明確に言う。上司の言うことや周りの言うことが正しいに決まってるなんてそんなことはおかしいと思い始め、議論の大切さも自覚することができた。日本の自殺率の高さって国民性も影響してるんじゃないかなと思い始めたりもした。

 また、日本人は自分たちがやったことを反省し都合の悪いことも認めたがらない人が多い。そういう人たちは「YOUは何しに日本へ」とか「親日外国人の日本褒め(やらせ)」とか「南京大虐殺はなかった」とか「日本経済は全然危険な状態ではない(大嘘)」とか「少子化は問題ない」とか都合のいいことばかり受け入れ、都合の悪いことはないことにしたり、他人のせいにしたりと、都合の悪いことを認め、それを改善するべく反省し、努力し、議論することを知らない。政治家も議論になっていないし、あれはただの感情論の押し付け合いでしかない。議論もせずこの社会が良くなるはずもないし、これを普通とする国は異常としか言いようがない。有能な人が独裁政権でも作って日本を立て直していくか、政治家と日本国民そのものが変わらない限りー、日本人がいつまでも日本という国に己惚れて外国を見下している限りー、議論が下手で議論を避けている限りー、この日本の衰退は加速していくと断言する。